アジアは日本の憲法改正と再軍備を歓迎している――西村幸祐さん

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前川喜平氏は、官邸が「加計ありき」を押し付けてきたために行政がゆ
がめられたと主張しました。しかし、そんな事実はないことが7月24
日の衆院審査において証明されました。「家計ありき」は前川氏ひとり
の思い込みでしかなかったということです。しかしメディアは、前川氏
の主張にもとづく報道を未だに繰り返しています。報道が真実を隠蔽す
るという、まさに自殺行為を繰り返しているのです。

  https://www.youtube.com/watch?v=Qd7uORWN7gQ 
  加計疑惑!安倍晋三: 小野寺五典(自民)7/24衆院・午前

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『報道しない自由』https://tinyurl.com/y7yojodf
【 西村幸祐、イースト・プレス (2017/11/26)、p160 】

報道されない真実(1)――アジアは日本の憲法改正と再軍備を歓迎している。

2013年6月2日の朝日新聞に掲載された小さな記事には驚かされた。重要なインドネシアの国防大臣の談話記事にもかかわらず、非常に小さいベタ記事で、普通の人は見逃してしまう。

  国防軍創設を「支持」
  小野寺五典防衛相は1日、訪問先のシンガポールでインドネシアの
  (引用者注=アグス・)プルノモ国防相と会談した。日本側の説明
  によると、自衛隊を憲法改正により国防軍とすることについて、プ
  ルノモ氏は「支持したい。その際には協力が広がるのではないか」
  と語った。国防軍創設は自民党が改憲草庵に明記。中国の海洋進出
  に直面するインドネシアには、日本の軍事力が増せば中国への牽制
  (けんせい)になるとの期待がある。
  (シンガポール)

通信社の記事ではなく、シンガポールに飛んだ特派員の記事である。東南アジアで最も人口が多く、経済成長も著しいインドネシアが、日本の憲法改正、とりわけ第9条の改正を積極的に支持した。どう考えても1面トップにふさわしい記事だ。ところが、実際はほとんどの人が見過ごしてしまうかのような記事になっている。明らかに意図的だ。シンガポールから送られた原稿は、この少なくとも4、5倍はあったはずで、写真も添えられていたはずだ。

だが、もしインドネシアの国防大臣が違うことを言っていたら、どうなったであろうか。たとえば、「日本の憲法改正には反対する。日本はアジアの平和のために第9条を死守すべきである」と答えていたら、この記事は間違いなく朝日新聞の1面トップを飾ることになっていただろう。

これがメディアの情報操作の実態である。朝日新聞、毎日新聞、テレビ朝日、TBS、NHKなどは、第9条を宗教的信念をもって神棚に祀り上げているので、非常に偏狭な価値観で、自分たちの基準にもとづいて「報道しない自由」を行使している。