人間は環境の産物ではない
環境が人間の産物なのである
( ベンジャミン・ディズレーリ )
Man is not the creature of circumstances;
circumstances are the creatures of men.
( Benjamin Disraeli )
◆「成功できる性格、できない性格」5つのタイプ
『No.1理論』
( 西田文郎、三笠書房 (2006/11)、p210 )
環境に対する人間の姿勢を分類すると、5つのタイプに分かれます。「(1)環境変革型」「(2)環境改善型」「(3)環境順応型」「(4)環境逃避型」「(5)環境破壊型」の5つです。
私たちの生き方は、必ずそのいずれかに属します。
(1)「環境変革型」の人(全体の5%)
ある分野で「活躍する人間」「優秀な人間」は全体の5%であると、たびたび言ってきましたが、それが「環境変革型」の5%です。
この人たちは強烈なプラス思考で、すべて肯定的にとらえます。ですから、仕事することや、生きることが楽しくてしかたがない。つねに強気で、環境に妥協せず、けっして現状に満足しません。明確な長期目標のイメージがあり、ベストの自分を貪欲に追求します。
企業で言うと、まわりを引っ張りあげ、会社を大きく発展させていくのが、このタイプです。
(2)「環境改善型」の人(全体の10%)
現在の環境を、よりよくしようというプラス思考の持ち主です。明確な長期目標が欠けているので、「環境変革型」のようなパワーやひらめきはありませんが、根がプラス思考ですから苦しいと感じないで努力できるタイプです。
小さな集団ではトップになれても、大きな組織ではリーダーになりきれず、「環境変革型」を支えるサブリーダーの役で活躍するのが改善型の人です。
(3)「環境順応型」の人(全体の35%)
恵まれた環境でなくても、それに順応し、その中で幸せを感じる人たちです。性格的には素直で、まわりの人に好感を与えるので、職場や学校では「いい人」と評価されているはずです。個人的な強い願望、目標がないため周囲に左右されやすく、つき合う相手や状況によって、あるときはプラス思考、あるときはマイナスとクルクル変わります。
このタイプが大成功することはまずありません。
(4)「環境逃避型」の人(全体の45%)
「チャレンジしたい」「自分を変えたい」と思ってはいても、意欲が乏しく、すぐマイナス思考になって環境から逃げ出そうとする人たちです。じつは、この「環境逃避型」が、世の中に一番多いのです。
マイナス思考で否定的に環境を受けとめていますから、不満が多く、いつもストレスをためています。潜在意識には不安があり、自己防衛本能が強く働くため、チャンスが巡ってきても逃してしまい、持てる能力が発揮できません。
(5)「環境破壊型」の人(全体の5%)
この本を読む人の中にはいないと思いたいタイプです。自己防衛本能ばかりが強く、口を開くとグチ、言いわけ、責任転嫁ばかり。チャレンジ精神はまったくないマイナス思考で、破壊的な欲求不満のかたまりになっています。
この人たちが困るのは、まわりの人の足を引っ張り、やる気のある雰囲気や職場のいいムードを壊してしまうことです。
私たちは知らず知らず、以上の5つのタイプのどれかに属しています。
つまり、無意識のうちに、変革型、改善型、順応型、逃避型、破壊型のいずれかの生き方を選択しているのです。知らず知らず、その型に従って考え行動しています。
みなさんが人生で得るものは、みなさんがどの型を生きているかで、すべて決まってしまうと言っても少しも大げさではないのです。